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うたたね♪日記

元・絵本カフェ詩多音オーナーのブログです。 現在は、絵本をつなぐ活動の  心 色~ココカラ~ メンバーとして活躍中!!!

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47歳になりました。

早いもので、詩多音をの営業を修了して5か月。。。



いやもうすぐ半年になります。



毎年の事ですが、この時期になると一年を振り返りますが。。。



今年は本当に色々な事がありました。



詩多音閉店が一番の大きな出来事ですが



それ以上にバタバタと慌ただしい一年だったなぁ~としみじみ



私事で落ち着かない下半期だったように思います。



子ども達は大きくなりましたが



大きな子どもでも悩みは尽きず・・・



育てたように子は育つ



はい。



私が育てました。。。



と反省の日々でござます。



詩多音卒業後、何をしているの?



って思われる方の多いですよね。



一部の方は、私がどんな日々を過ごしてきたか知っていると思うのですが



長年、このブログをご愛読いただいている方には申し訳ないなぁ~



と思いつつ、更新はほとんどが、心色~ココカラ~の活動となっています。





このブログで何度も書いていますが、元々、日記とか書く人間ではなく



3日坊主なワタシemoji



おまけに、今更ですがプライベートを公表するってのが結構抵抗あってですね。。。



詩多音在ってこそのブログだったなぁって思った下半期でもありました。





でっ?



約半年、何してたの???



ってなるかな?emoji





っま、書きますね。







7月から学校へ4か月通っていました。



お恥ずかしいのですが



これまでの人生で、必死に勉強したことがなくて



資格取得など経験もなく。。。



高校3年の時、簿記3級に2点足りず不合格になってから



資格試験というものにチャレンジしていない私。





必死に勉強もせず受験したくせに~なんですが・・・



ってな事もあって、ちょっとここでチャレンジしてみたくなり



10月・11月に受験しました。



全部で5個



欲張りですよね~



それでも、必死ですよ



毎日6時間の授業と自宅に帰ってからも夜まで復習です。



土日のテキストと向き合う毎日でした。



その結果、3つのパソコン検定合格(ワープロ・情報処理・パワーポイント・全2級)



と、医師事務作業補助者(ドクターズクラークってやつです。)



に合格致しました。







そして、残る一つの資格



結果は、年明け発表となります。頑張った46歳。。。



『しらしんけん』って言葉がぴったりな4か月を過ごしました。



心色~ココカラ~の活動をしながら学んでいたので

(なかやみわさん講演会準備等もあって)



ココカラメンバーには本当に助けてもらい



集まった時には、応援の言葉ももらえとても励みになりました。



それぞれ、違う分野で活躍していますが、絵本でつながっている私たち。



改めて、最強のメンバーだなぁと思いました。



そしてそして、勉強以上に大変なのが~



アラフィフおばちゃんの再就職です。



これまた、色んなことがあっています。



一つ一つ書きたい所ですが~すっごく長くあるので~(笑)





簡単に書きますと



30件近くエントリーして面接に至ったのは3件



書類選考なしの面接では2件受けましたが未だ就職できず



就職難民となっていますemoji





もうね、働きたい。。。



久しぶりの専業主婦ももういいや・・・



仕事がしたいですわemoji



資格は取得したものの、元カフェ店主で



色んな職の経験豊富なワタシは



医療機関では必要とされてないようです。





ってな感じで、2015年の就職活動を修了致しました。



早苗ちゃんのカラーじゃないよ~~~



と言っていた、医療機関で勤める友人の言葉が



やはりそうなのか。。。と沁みてくる年末です。。



ですが~~~~~emoji



自分の中で納得が行くまで、就活頑張ってみようと思います。



働きたくて勉強したんです。



ただ何となくじゃないんです。



だから、2016年



もう少し就活してみます。



47歳、新たな出発の年となる事を願います。





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絵本作家「なかやみわ」さん講演会のご報告

随分時間が経ってしまいましたが

「なかやみわ」さん講演会&ワークショップ
11月28日に、無事終了致しました。

約一年をかけて準備を行ってきた、心色〜ココカラ〜主催の最大イベント

当日まで、本当にドタバタで

ドキドキもマックスで、色々ありましたが

300名を超える沢山の方にご来場いただけ、大盛況で終わる事ができました。


みわさんも、とても楽しんでいただけたようで、労いと感謝の言葉をメンバーとスタッフに最後まで言って下さいました。


応援くださったみなさま、本当にありがとうございました。

今後も、絵本を真ん中に心を繋ぐ企画を開催して行きますので
ぜひ、参加下さいね。




沢山の方へ感謝を込めて 心色メンバー 一同より

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【おはなし(絵本)カフェ詩多音 ママの会】 1/11(月・祝)参加募集中です。

【おはなし(絵本)カフェ詩多音 ママの会】
1/11(月・祝)参加募集中です。

2016年に皆さんと会えるのを楽しみにしています♪

はじめましての方も大歓迎です(^_-)-☆
広いお部屋で、ママ&プレママ&ちびっこと、のびのびと楽しい時間を過ごしませんか?

開催日:1月11日(月・祝)
場所:コンパルホール 408号室
時間:10時~13時半
参加費:1500円
(お弁当・ドリンク込付)
※参加費は大人のみです。
子どもさんのドリンク&食事等はご持参下さい。

お申し込み・お問合せ
080-6452-8883(岡部)
utatane1026@gmail.com

締め切りは8日(金)です。
キャンセルは10日am10時までにご連絡をお願いします。(お弁当の予約がある為)


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『MIMI』第16話・雲野詩子 

MIMI  -ミミと美海と滝さんについて-


    第16話


「着いた?今行くからそこで待っててね」


待ち時間。

なにとも落ち着かず、車から降りて彼を待った。

2、3分ほどでやって来た滝氏は手に紺色のエコバッグを下げていた。

モコモコと何か入っている様子。


「美海さん、迷わなかった?そう、よかった。

 うん、これで間違いないよ。ありがとう。

 お腹すかない?サンドイッチ買ってあるんだ。

 一緒にどう?時間ある?」


そう言ってエコバッグを軽く持ち上げる。

想定外のお誘いに、数秒、脳が停止。・・・?


「大学の構内にあるパン屋さんのなんだけど、

 食パンじゃなくて胡桃入りのバゲットに具を挟んでて、

 美味しいんだよ」


クルミのバゲット?! おいしそう!即答で


「いただきます」


・・・あぁ、胡桃入りのバゲットに釣られてしまった・・・


駐車場から少し歩くと、

秘密の花園のようなイングリッシュガーデンがあった。


「僕はここ気に入ってるんだ。高校と大学の中間くらいにあって、

 校舎から少し遠いからあまり人が来ないみたい。

 もう少ししたらバラが咲いて、とてもきれいだよ」


「ほんとだ、蕾が出てる。良い庭ですね、良く手入れがされていて」


「学長の趣味みたいだよ。このガーデンには専門の庭師を雇ってる。

 あのベンチに座ろうか」


遠くでチャイムの音が聞こえた。

雑音の中にはしゃぐ声が混じる。きっと今からお昼休みに入るんだろう。

この庭からは、何も見えない。


「はい、美海さんの」


「あ、本当だ。胡桃が入ってる、美味しそう!」


「でしょ?グレープフルーツでよかった?リンゴも買ったけど」


滝氏がエコバッグからジュースのパックを取り出した。

いつも滝邸の冷蔵庫にはグレープフルーツとリンゴのジュースが入っていて、

大抵、滝氏がリンゴ。私がグレープフルーツ。

でも決まりじゃないので反対になったり一緒になったりもする。


「グレープフルーツで。ありがとうございます」


受け取りながら滝氏の手元のエコバッグをみつめた。

何度見ても、ラブリーだ。


「本当に、使ってるんですね、そのエコバッグ」


「もちろん。使わないのに貰ったりしないよ?」


「だって使ってるの初めて見ました」


「そうだね、家では使わないから。でも学校では重宝してるよ」


「それはよかった」


そのエコバッグは2ヶ月くらい前に私が私のために買って来たものだ。

よく行く駅前の雑貨店では、地元のアーティストの手作り小物を多く扱っている。

その中の染め物の作品の一つだった。

紺色の布に白い染料で細かくレースのような花の模様が描かれている。

一目で気に入って購入。

家に帰ってからソファーの上に上着と一緒に置いておいたところに

滝氏が帰って来てそれを発見。


「このエコバッグ良いね」


彼も一目で気に入ったらしい。


「同じもの僕にも買って来てもらえないかな?」


手作りものはまったく同じものは無い事が多い。

その旨を伝えると少し考えて


「何かと交換しない?クリスタルの地球儀とか」


クリスタルの地球儀は、彼が寝室の本棚の上の方に飾っていて、

野球ボールほどの大きさの、大切にしているものである。

結構値の張るものでもあり、

エコバッグと交換するような品では無いように思うのだが。

よほど気に入ったらしい。


「要るなら差し上げます。私地球儀要りませんし」


「本当に?じゃぁ、」


「いえ、お金も要りませんよ。でも大事に使ってあげてください」


そう言って彼にエコバッグを渡すと


「うん。ありがとう。探してたんだよ最近、こんな感じの袋」


と、嬉しそうに笑った。

袋って、エコバッグを袋って・・・袋だけど。

まぁ、本人が良ければ文句は言えないが。

男の人が持つには可愛らし過ぎるのでは?と思っていたが、

しかしなんともよく似合っている。

その前にも似たような事があって、

今私と滝氏はお揃いのルームシューズを履いている。

ただそのルームシューズを彼は書斎で使っているので、

まだ今のところ、愛実と翔君にはバレていない。


「おいしい?」


「ええ。とっても」


「そう、よかった」


「大学ってこんな美味しいパンのパン屋さんがあって、

 こんな良い庭があるんですね」


「良い学校だよね。僕の行ってた大学には、

 学食やカフェはあったけどパン屋は無かったな。

 美海さんは大学行ってないんだったかな?」


「はい。高校卒業してすぐ働き始めましたから」


「行きたいとは思わなかったの?」


うおっとぉ、正直には答え辛い質問だ。

早く自立したかったとか、家から出たかったとか・・・

その理由とか・・・うーむ・・・

滝氏は妹の愛実は大学を卒業している事を知っているので、

姉の私は自分の意志で進学しなかったのだと思っているようだ。

もしかしたら愛実がそう言ったのかもしれないが。

行かないと決めたのは、確かに自分の意志。

だけど、行きたいと思わ無かった訳では無い。

行きたい学校もあった。でも受験しなかった。その時の状況や心情は、

進学せず働き始めた理由は人に話したく無い。いや、

多少複雑で話すのが難しい。きっと、上手く話せない。

・・・だから、話したく無い。


「・・・色々考えて・・・まぁ・・・」


ほら、良い答えは浮かばない。上手いウソすら出て来ない。


「そう。そう言えば今日はミミはプーさんに乗って来なかったの?


気持ちを察してくれたのか話題を変えてくれた。

気を遣わせてしまった。でも助かった。


「えぇ、珍しく。今日は乗ってきませんでした。

 おかげで順調に出発できましたよ」


「目的地が僕の所だったからかな?」


そうだ、それでだ!思わずニヤリと顔が歪む。

その顔を見られた後で「いやいや、そんなことは・・・」

なんて取繕って言ってみたって説得力は皆無だ。

まぶたをぱちぱちしながら目を逸らした。


「・・・そうだね。」


あぁ・・・何も言っていないのに心の声に返事をされてしまった。

なんともふがいない。


「ところで、せっかくだから構内少し散歩して行かない?

 僕もあと30分くらい時間あるし」


特に深く考えずに、ちょっと見学したいと言う気持ちもあったので、

ついて行ってみる事にした。

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『MIMI』第15話・雲野詩子 

MIMI  -ミミと美海と滝さんについて-


       第15話

その日、滝氏は珍しく忘れ物をした。

と言うよりも必要無いと思い家に置いて行った所、

急に必要になってしまったようだ。



朝食の片付けが終わってすぐに電話がかかって来た。


「大学の講義が終わってから、

 高校の方の会議に行かなくてはいけなくなって。

 今日は高校の方に行く予定がなかったものだから・・・

 机の右側の棚にあると思うんだけどね」


「青いファイル?

 右側の棚に青いファイルは3つくらいありますけど、

 どれでしょう?」


「白いUSBメモリーがどこかに入ってるファイルなんだけど」


「え?白のUSB?あ、これかな、8GBのですか?」


「そう、それだと思う。

 大学の方に持って来てもらえる?

 11時から13時まで空き時間があるからできればその間に。

 車で一時間くらいかな?

 正面の門、入ってすぐに来客用の駐車場があるから、

 着いたら連絡してね」


「はい、他には何かありませんか?」


「それだけで大丈夫。ありがとう。よろしくね」


時計を見ながら洗濯とトイレお風呂掃除をしてから出かければ、

丁度良さそうだと確認して、洗濯機にスイッチを入れた。




滝氏は学校の先生をしている。

私立大学の附属高校で英語の教員だそうだ。

それから週に2回、水曜と土曜は大学の方でも講師をしているらしい。

なので、大学の日は一日大学にいて、

高校へ立ち寄る事はまず無い。

もちろんその逆、高校にいる日(月、火、木、金)に、

大学に行く事も無いらしい。

滝邸から、最寄りの駅まで徒歩約20分。(滝氏は毎朝歩いている)

その駅から、大学の最寄りの駅までが電車で20分。

そして駅から大学まで自転車で10分ほどだと言っていた。

大学と高校は隣接して建っているけれど、どちらも敷地が広いので、

移動手段として自転車があると便利らしい。


「それに学校周辺の道があまり広く無くて。

 学生がたくさん歩いたりしてる中、運転するのはこわいし、

 大学生はバイクや車で通学してる人もいる。

 高校生は保護者の方が車で迎えに来るし。今結構多いよ。

 だから道が混んでめんどくさくてね」


というのが、「どうして車で通勤しないんですか」

という私の質問に対する答えだった。




面接の時に、僕はサラリーマンだ。と言った滝氏が、

学校の先生だと知ったのは、住み込み三ヶ月目に


「明日から一ヶ月夏休みだから」


と言われて初めて知った。


「といっても補習とか部活とかで、僕は休みほとんど無いけど。

 勤務時間が変則的になるから、よろしくね」


「・・・滝さん、サラリーマンっていませんでしたか?」と聞くと、


「うん、サラリーマンだよ」と返ってきた。


まぁ・・・そう言われるとそうですね。

と言う話になりますが、・・・が、なんとなく腑に落ちない。

なんとも狐にツママレタ気分だった。

今となっては彼らしい答え方だなと思うけれど、

その時は心の中で「なにそれー!!」とぶーぶー文句を言った。

きっと公立高校の先生だったら「公務員だよ」と言うんだろう。

滝氏に、先生としての誇りは?などと問うてみたなら、


「ホコリは少ない方が良いよね。最近アレルギーの子が多いし」


なんてセリフが返ってくるんじゃないかと私は思う。

真面目に働いてはいそうだが、

熱い指導を、熱のある授業を・・・している滝氏は、想像できない。

英語は好きでは無いが、一度授業参観してみたい。


11時半頃、予定通りお風呂掃除まで終わらせて、

滝氏の勤める大学の駐車場に到着した。


つづく・・・

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