『うみぼうやとうみぼうず』
作・山下明生 絵・長 新太
広い海の真ん中に、かじりかけのドーナツみたいな
小さな島がありました。
この島には、うみぼうずの子供のうみぼうやが
お父さん、お母さんと住んでいました。
お父さんのうみぼうずは
有名な海の魔物
嵐の夜、大きなひしゃくをかついで海へ行き
人間の船を沈めるのが仕事です。
お母さんは、うみにょうぼと言って
海で沈んだ人間やブタやオウムやねずみ・・・
などのタマシイをツボに詰め込んで
漬物にするのが仕事です。
こんな二人の子供のうみぼうや
学校へ魔術を習いに行くよりも
海の魚達と遊ぶのが大好きなのです。
うみぼうやは遊びに出掛け
入道雲に乗って空へ行ってしまいます。
うみぼうやをさがして、海は大騒ぎ!!!
沢山のお魚とうみぼうず(お父さん)が大活躍しますょ。
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